[コメント] LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘(2019/日)
ハードボイルド・ヴァージョンの当シリーズにあっては、常に他人を信じない不二子こそが本音を口にする。どうあれ、彼女の子供時代を抉ったTVシリーズ『峰不二子という女』に準じているようだが、それはキャラをちっぽけに押し縮める愚行じゃないだろうか。「謎の女」で充分。本音ばかりが目立つようになってはただのオバさんだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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このシリーズのつながりが見えてきたあたりは面白い。どうやら黒幕が指揮する「殺し屋工場」みたいなモノがあって、そこでヤエルもホークもビンカムも創造されたらしいので。どんどん化け物ばかりになってゆくのは見ていてゾクゾクするし、小池健はモンキー・パンチのキャラクターメイキングの方法を心得ているようなので、一方では安心できる。『ルパン対複製人間』にリンクできる話になるまでが待ち遠しい。
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