[コメント] ウォール街(1987/米)
ブラボー、キング・オブ・アンチ・ヒーロー・ゲッコー。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ここのマイケル・ダグラスは滅茶苦茶好きです。彼の作品の中ではベストだと思う。賞も取って当然という感じがする。ゴードン・ゲッコー氏(この名前も格好良い)のアクティヴィティ、そして威厳!エネルギーが燦々ギラギラと放たれている。この映画を観た後、意味もなく大袈裟に手帳を開いたりしてしまった。自分は明らかにゲッコー氏の動きになっていたのだ。恐らくゲッコー氏のエネルギーがブラウン管を突き抜けていたのだろう。ありえる話だ。彼の巨大なスケールは我々の善悪に対する概念を朦朧とした渦の中に引きずり込んでいくのだ。ラストでハメられている。しかし絶対彼は凡ての敵を倒していくことだろう。ムスカ風にいえば「ゲッコーは滅びる。だが何度も甦るのだ」。
*非常に映画的な映画であると思う。映画という容器に入れなければこのような表現はできなかっただろう。株や経済に知識皆無な人間を有無もいわさず引き込み、運転し、見せつける。編集や演技といった特性を存分に巧みに生かせているからこそ理解可能なのだ。小説ではちょっと難しい。
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