[コメント] おさな妻の告白 衝撃(1972/日)
ゴールデン街の二階の窓から全裸で手を振る片桐夕子。彼女の儚い造形は田中絹代の再来のよう。本作は彼女の魅力に忠実なのがいい。代表作だろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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お触りバーで方々でなされているなか、ひとり銭勘定している老いたママという画は求心力がある。眉毛太い中村良二は印象的。他の娘のお客だから寝ない、という男女関係もあるもんなのかと感心させられた。山科ゆりの心変わりでセックスの最中に逮捕、とは当時の日活のスリリングな状況を語っているかのようだ。片桐にたかり胸触らしてもらう坂本長利は邦画史上最悪の父親像候補だろう。最後は片桐の優しさばかりが心に残る。タイトルはロマンポルノとしては異常に大人しい。
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