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[コメント] クレージーホース(1973/仏)

これは恐らく、童子のように糞尿にまみれたひとつのキリスト物語なのだろう。カニバリズムやスカトロジスムの発露はあっても、構造上この物語は聖者を語る真面目な物語なのだ…少なくともアラバールにとっては。そして彼が戯曲で寺山修司に大いに影響を与えたという愛憎半ばする母への思いも作中に頻出する。これらを嫌悪するか否かで作品の評価も左右されるだろう。
(★3 水那岐)

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