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[コメント] コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020/日)

これは‘詐欺’ですね。仕掛けたのは脚本家古沢。相手は我々観客だ(ダー子たちが、執事とか赤星に仕掛けた物語ではなくて)。そのアイディアに一瞬成程!と感心してしまったので、素直に4点献上。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







全体のオチは、途中でそういう事になるのだろうなと分かった。一方ずーっと頭に有って、コメントに書こうと思っていたのが、「いつ本物が出て来るか、分からないじゃん」ということだ。

ラスト1つ前のシーンでいみじくもこのセリフが出るが、ダー子(ではなく古沢)は話をそらして、ごまかしてしまう。

が次のラストシーンで、ええーっとなった。が一瞬納得し、そうかそうか、良かった良かった、と思ってしまった。

しばらくしてから、思い出した―それでもダー子がそういう事を計算に入れていないのはやはりおかしいし・・・。で、そんなことを無視する、すっきりした解釈は、ただ1つ。

本作は古沢が観客に仕掛けた‘詐欺’なのだ。「凄かったねー」と家に帰る迄、いや映画館を出る迄、いやいや席を立つ迄でも、そう思わせれば古沢の勝ちなのだ。

私は何分間か成程!と感心してしまった。ので、4点献上する。

(評価:★4)

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