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[コメント] 男になったら(1918/独)

ルビッチの全盛期は本当はサイレント期ではないのだろうか。本作はオッシー・オスヴァルダ版「男はつらいよ」。驚くべきは撮影美術で、同時代のチャップリンと比べて断然上等。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







男装して「これで世界は私のもの」という竹を割ったような世界認識が素晴らしい、個人的にはこの相手役カート・ゲッツの魅力不足が辛いが、彼との意外な再接近はコメディの王道。原題と英題は正反対だが、どっちでもいいと最後に判明するのが粋。

異性だと意味が伴うが男同士のキスは構わない、という常識が同時のドイツにあったらしいのが興味深い。戸外にエンパイアビルが見えたような気がしたが勘違いだったか。

(評価:★3)

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