[コメント] ファヒム パリが見た奇跡(2019/仏)
邦題で損してる映画。最近、邦題に対する愚痴が多いなぁ、私。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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邦題で使われがちなキーワード、「NY」「パリ」「幸せ」。
以上のキーワードが使用される映画は、他と混同しやすく、忘れやすいことが多いんです。邦題を考える配給会社の方、難しい仕事だとは思うけど、当たり障りのないものが多いし。もちろん突拍子のないものも困るが。でも、少なくとも上記3つは、原題に含まれてるんじゃなかったら、やめたほうが無難です。はぁ、すっきりした。
さて、移民の少年の努力と苦悩、そして家族の苦労が描かれる。今のご時世、風当たりは強かろう。特に父親のヌラの困難は身につまされる。今のコロナの時期はきっともっと大変だろう。主演のファヒム役の少年も、出演の三か月前にバングラディシュから移住したばかりとか。実際に、ファヒムがチェスで全国大会で優勝したからこそ、家族が一緒に暮らしていける今があると思うと、それは「奇跡」に違いない。
子供が主人公の映画だから、仕方ないと思うが、「奇跡」という二文字は映画を見る者にはネタバレになりかねないから、微妙では?という印象を、見ながら感じていたのも確かです。ちなみに子供が主人公の映画は、子供の行動によって、大人たちが揺り動かされるというのが、素敵だと思っているから、そこはいいストーリーだったと思う。あと、チェス教室の少年同士の交流も、なかなか小気味いい。
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