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[コメント] 十代 恵子の場合(1979/日)

梗概を記せば、目新しさのない、誰でも思いつきそうな、女子高生−森下愛子の転落する話。その父母の描き方なんかも、類型的で嫌になる。ただ、画作りは、かなりしっかりしている。
ゑぎ

 古本屋街を歩く森下のシーンだとか、なんてことのない場面で手抜きの無い安定した画面が現れる。後半の北国の駅舎と山脈の風景もグッとくる画だ。とは云え、矢張り本作の現在価値はデビュー間もない森下愛子を愛でる、ということに尽きるだろう。森下は濡れ場も多く、汚れ役としても見せ場があり、満足度は高い。やる気があるのか、無いのかよく分からない演技や舌足らずなしゃべり方は役作りか。しかし画面上はナイスファイトの連続なのだ。

#ヌードは横臥した体位ばかりだ。それでも胸の美しさは推し量ることができるが、せっかく脱いでくれてるのだから、座らせるなり、立たせるなりして欲しかった。もったいないじゃないか。

(評価:★3)

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