[コメント] 博士と狂人(2019/米=アイルランド=仏=アイスランド)
もう少し、二人の男が「がっぷり四つ」で組み合うかと思ったんだが。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実はこの映画の陰の主役は、エディ・マーサン演じる、看守のマンシーだと思う。彼が、ショーン・ペン演じるマイナー博士と、未亡人イライザへの慈しみが、この映画を支えていたと思う。
辞書の編纂自体は、私たちが見ていたのは、大きな編纂の歴史のほんの一部だったみたいで、見ている間に辞書が完成するもんだと思っていたから、肩透かしの印象でした。
私の事前のイメージでは、編纂に行き詰まった博士が、狂人と呼ばれる殺人者に協力を乞うて、喧々諤々に意見を戦わせ、作り上げていった・・・的な。
そうなると、未亡人との交流は不必要になってしまうんだが、彼を「狂人」として描くのは、そういった史実に基づいてるんだろうから、仕方ないのか。
辞書の編纂については、なぜメル・ギブソン演じるマレー博士が任命されることになったのか?そして、彼がみせた「こだわり」が、どこから生まれたのか、もうちょっと掘り下げてほしかったと思います。しかし。メル・ギブソンの主演作を見たのは、私は『サイン』以来だ。
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