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[コメント] ヒルビリー・エレジー −郷愁の哀歌−(2020/米)

ダメ母ベバリー(エイミー・アダムス)に振り回される子供たちと、肝っ玉ばあちゃん(グレン・クローズ)の奮闘記か。そして彼らが決断を強いられるたび、「自分なら」という選択を突き付けられる。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







Netflixの制作ということで、劇場公開は限定的で、配信はもう始まっている。だから、劇場映画として、陽の目を見ないのはもったいない作品です。監督はあのロン・ハワードでした。

JDも姉のリンジーも、自分では抱えきれない問題を前に、思い悩む。特にJDは「置いてきたはず」の問題。インターンのための面接がすぐそこに迫っている。そんな中での「会食」は、映画を見ているものまでイラつかせる。

そして肝心の母は、「どうしようもない」ところまで来ている。自分だったら、絶対に田舎に戻ってこないぞ、多分。仕事、肉親、恋人、自分の中での優先順位は、簡単には変えられない。この物語はJD自身の回顧録が原作なので、相当な葛藤の中で選択肢なんだろうと思う。でも、最初のぽっちゃり少年JDを見ていると、とても入隊できるようには見えなかったんだが。

エイミー・アダムスも、グレン・クローズも、大迫力です。主人公が3人いる映画ですね。

(評価:★4)

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