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[コメント] トルーマン・カポーティ 真実のテープ(2019/米=英)

「天才」であり、「奇人変人」である。それがよく判るドキュメンタリー。とても友人にはなれません。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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フィリップ・シーモア・ホフマン演じる『カポーティ』を見逃してしまったのですが、宣伝ポスターの肖像は、今回見たカポーティ本人ととてもよく似ていたと思います。あと、何だかエルトン・ジョンにも似てる気もします。

背が低く、甲高い声のカポーティは、コンプレックスの塊だった気がします。だから虚勢を張って、名声を得て、セレブ達と付き合うことで、自分を大きく見せようと思ったのかもしれません。だけど、なんというか、「共感」はできなかったですね、この映画を見る分には。

とくに「黒と白の舞踏会」とか、「スワン」と呼ばれる美しい友人を取り巻きにして、気取ってた頃の、作品を書くより、上流階級たちとのつながりを持つことに熱心だったころの彼は、おしゃれだが、少しも魅力的ではなかった。そして「叶えられた祈り」を発表して、セレブ達の秘密を暴露して、総スカンを食らってからの「乱痴気騒ぎ」、そしてお酒と薬物におぼれてゆく。

その映画の中で、私が注目したのは、実際の殺人事件を題材にした小説「冷血」を書くにあたり、殺人犯に取材を続けてゆくうちに、殺人犯に「惚れてしまった」という部分。ここだけは「人間らしさ」が垣間見えた気がした。その顛末を映画化したらしい前述の『カポーティ』を、主演のP.S.ホフマンのアカデミー主演賞を獲得した演技も含めて、ちゃんと見たくなりました。

(評価:★3)

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