理由付けを排した描写は「そこのみにて光り輝く」を思い出した。文学映画ですね。佐々木がダウンタウンンの浜ちゃんに見えてしまった。裸踊りも自転車疾走もそして最後の爆発もなんだか置いていかれた。工業高校で過ごした私の青春にリンクしない。ちょっと残念だが仕方がない。

2時50分の回をみようと思ったら、窓口で次回はトークショーをやります。監督出演者がきます。いいですか、と言われた。さすが吉祥寺だ。バウスシアターがあったときも偶然トークショーに居合わせたことがあった。少し考えて、やはりこの回でいいです、と返事した。捻くれ者の私はそう言われてると意地でも見てやるかと思う。そもそも芸能界やアーティストは別世界の人で実際に会ったりしてはいけないのだ。見終わってあまり感銘を受けなかった私は残念だが致し方ない。歩いて帰宅する。この時期でも相変わらず吉祥寺の雑踏は混み合っていた。