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[コメント] カサノバ 〜最期の恋〜(2019/仏=ベルギー=米)

伝説のプレイボーイ、ジャコモ・カサノバの、ロンドンびっくり滞在記(ポロリもあるよ)
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







カサノバの「最期の恋」ということで、なぜ「最後」じゃなく「最期」なんだろうか?よく判らなかった。てっきり最後に命を落とすのか?とも、ちょっと思ったが、物語自体が「年老いたカサノバが、自分の恋の物語を聞かせる」話だったので、そうではないし。

そしてシャルピヨン演じるステイシー・マーティンが「瑞々しい」。手を伸ばせば届きそうで、でも届かない、そんな役を演じてました。しかし彼女は「娼婦」と設定には書いてあるが、じゃあ「お金」で手に入るものではないのか?ちょっとそこが判りにくいが、馬車で男に揉まれている初対面のあとで、あんな純愛?になる不思議。

しかしなかなか「お嬢様」っぽかったし。カサノバの中での女性の価値観はよく判らないが、冒頭、ロンドンに来たばっかりのころ、身分の低い相手に怒鳴り散らすシーンがあるぐらいだから、なぜ彼女に魅かれて、のめり込んでいったのか、疑問もあり。もちろん「手に入らないから、手に入れたい」のだろう。そして、一度抱いたら、もう興味を失うのだろう、そして忘れ去ってしまうだろう。それを彼女も判っている。

とはいえ、おもわず恋してしまうような魅力にあふれていたのは確か。

(評価:★3)

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