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[コメント] 続スーパージャイアンツ 毒蛾王国(1959/日)

Super Giants第9作・一話完結。最終話。宇津井健のお下劣な玉袋も見納め。彼が最初の原水爆禁止の動機を忘れ去って子供と戯れ続けた本シリーズは、まるで戦後日本の戯画のようだった。博士の娘の星輝美も看護婦の西朱美も無駄に可愛い。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







御木本伸介の刑事が、科白がワンテンポ遅いノンビリした造形で、彼が映るたびに切迫感が消えて行くのは演出意図なんだろうか。自称少年探偵団の少年のほうがすでに利発。

私的ベストショットは「シュッ」「シュッ」と口で云いながらジャイアンツに毒針投げつける眉毛のない革命団員活躍の件。悪役たちは最後まで、鋼鉄の巨人にピストル撃っても効かないと学習しなかったのだった。シリーズが進むにつれて警察との協力体制が強化された具合なのは、石井輝男らしくなくて保守的な大蔵貢らしいのだろう。

(評価:★3)

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