[コメント] あの優しさへ(2017/日)
丸い光の色が変化するカットに続いて、『ノイズが言うには』の母親が泣き出すカット、そのブロウアップのような粒子の粗い画面が入る。その後、小田香のボスニアでの撮影履歴のメーキングフィルムのような部分がメインとなる。
街の通り。広場の犬。車窓から田園地帯(かつ丘陵地帯)を撮ったカット。車窓へのキャノンのカメラの写り込み。羊と山のカットが美しい構図だ。このあたりは、『ノイズが言うには』からの成長ぶりがうかがえる。お祭りの人々のスチル写真。ロマの男のバストショット。小田の姪と甥からのビデオレター。『鉱』の鉱山の男たち。『鉱』で唯一の空ショットだった、会議室のような部屋で、皆で試写をする場面では、小田も映っている。やっぱり、『ノイズが言うには』の時と比べると、ルックスもカッコよくなっているのだ。最後は、蝶についての詩(?)の文字を追う画面。同時に全然別の英語字幕が出る。この試み面白い。
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