[コメント] 私は確信する(2018/仏=ベルギー)
そこそこ面白いのだが、女主人公マリナ・フォイがなぜ、あそこまで入れ込むのか、さっぱりわからなかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実話ベースだからかと思ったが、エンドクレジットでは女主人公ノラの人物像にはフィクションもあるとあった。それならもう少し人物造形にも工夫があってもいいのでは、と思う。
ただ、もう一人の主人公ともいえる弁護士が言っているように、本作で描かれた裁判は、誰が妻を殺したのかを明らかにするものではない。夫が妻を殺したというのは真実かどうかを事実にもとづいて判断するものである。
この点で、「真実に反する」「真実は何か」に拘るところから、徐々に愛人こそ真犯人に違いないと思い込んでいく女主人公の姿は、なかなか教訓的なようにも思える。
夫に肩入れするあまり、今度は夫人が死んでいるという証拠もないのに愛人を犯人だと言い募る。それは夫を10年にわたって苦しめたもの達となにが違うのかと問いかけているようにも思える。それが監督の意図したものかどうかはわからないが。
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