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[コメント] 魂を救え!〈歩哨〉(1992/仏)

あんなにスリリングなサスペンスとは思わなかった!
ゆの

主人公は、研修医としてパリへ向かう列車の中で、いわれのない検問を受けて戸惑う。父親が外交官っだったからか?しかし、パリのホテルで自分のスーツケースのなかにミイラ化した頭部を発見する。やられた!すぐさま問い合わせるが、国境を越える列車には6つの保安署が同乗する上他の部署のことはわからないと門前払い。彼は自身で死体が誰なのかを調査し始めるが...途中の、解剖実地研修のシーンや組織をパラフィンに埋めてスライスするシーンなど、ディティールが最高。最近流行っている?法医学をメインに、物語は次第に政治的に展開してゆく絶妙さ。終盤クライマックスの「愛のかなしみ」があまりに衝撃的で、思考が止まってしまった。フランス映画独特の「間」も味わい深い。ミイラに取り組みながら女の子を口説く主人公もなんか愉快。

(評価:★4)

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