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[コメント] 天才ヴァイオリニストと消えた旋律(2019/英=カナダ=ハンガリー=独)

主題に観客を引き込む為、導入された構造がなんとも馴染まない。ティム=ロスはいい味を出している。☆3.6点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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天才バイオリニストが、生意気な少年時代(ルーク=ドイル)から青年期に全然繋がってない。てっきりティモシー=シャラメが来るとばかり思っていたので、青年期はもう一人の留学生とどっちか見分けがつかん始末。尤もシャラメではクライヴ=オーウェンに繋がらないが。

オーウェンの演奏シーンもなぁ。腕から先だけCG合成したって不気味不気味で無理があった。

ユダヤ人の髭面に観客を付き合わせる為、(1)彼を英国の一般家庭への養子にする、(2)兄弟同様に育った非天才を主人公にする、(3)ポーランドからニューヨークへと繫がるミステリー仕立てにする、と色々工夫した訳だが、上記の不手際もあって却って興醒めしてしまった。

「Song of Names」の話が本当なら、もっとそこに寄り添った物語にして欲しかった。

(評価:★3)

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