[コメント] 丹下左膳(1953/日)
かぐわしき修羅場。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『丹下左膳餘話 百萬両の壷』みたいなほのぼのとした人情モノではありませんでしたが、丹下左膳のアナーキーっぷりはやっぱり魅力的。この人、正義を振りかざすヒーローじゃないところが好きだな。
それからつやとやよい、女子二人のライバル関係がなんとも新鮮でした。今の時代ではありえない、お互いを尊重し合うやりとりが非常に清々しい。修羅場たりえてない状況が、今見るとひどく斬新というか、こういう女になりたいと思わせる何かを持っている二人でした。二人の女っぷりには痺れたわ。
それにしても道場破り(?)の際に「どこから来た!」と聞かれて「あっちだ」と言う左膳がすごい。この言葉一つで彼のキャラ全てを物語っている!
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08.05.07 記
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