[コメント] 選ばなかったみち(2020/英=米)
いろいろと「不親切だなあ」と感じる映画。本来なら、父娘の意思疎通に集中したいのに、父は何を見ているのだろうか?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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認知症を患う、メキシコ移民の作家のレオと、その娘モリーの、24時間の物語。誰かの支えなしには暮らせない父を想って、献身的に父に寄り添うモリー。たとえその為に、自らの仕事に穴をあけることになっても。
その父のレオだが、「今」と、「脳内」の区別が、見る者には判りにくい。とくに脳内の「メキシコ」と「ギリシャ?」での姿と、「今」が見た目があまり違わない。もう少し「今」に髪を白くするとか、少なくするとか、もっと「見た目、老人!」に寄せてもよかった気がする。そして、ギリシャ?(と判る場面がどれだけあったか?)の思い出は、モリーが赤ちゃんの時だというから、20年以上前だと思うが、「時間の経過」が判りにくい。
せっかく今の「父娘」の演技がジーンとする場面もあったのに、「選ばなかった」人生への脳内再生が、ピンと来なかった。
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