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[コメント] 偉大なるアンバーソン家の人々(1942/米)

人間ドラマを語りきるひとは尊敬する。唸った。この映画は名作である。☆4.5点。
死ぬまでシネマ

観賞中何度も唸らせる構図・カメラワークがあった。この撮影も只者ではない。

主人公役のティム=ホルトのアナキン=スカイウォーカー振りは見事である。見てみるとこのひと、他には大した芸歴を残していないが、配役の見事さによっていい仕事を残したと言えるだろう。

世代間の違いを表現すると共に、家族(血脈)間の違いも表現できているのである。

131分版では恐らく、短縮版ではやや短気で早計にしか見えなかった主人公の人となり、やや淡泊で冷酷に見えてしまったルーシーの人となりがもう少し丁寧に描かれているのではないだろうか。『ニューシネマパラダイス』同様、短縮版(この大河ドラマがたったの88分!!)の編集も見事だが、黒澤の『白痴』同様、一回は観てみたいものである。

(評価:★4)

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