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[コメント] RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011/日)

派手さはないが、心に沁みる佳作。立山連峰をバックに電鉄富山の車輌が走る。撮り鉄でも乗り鉄でもないが、観ていると心癒される。三浦友和の運転士姿が様になっていた。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







雑感

1.妻・佐和子が家を出てから、仕事が終わっても早く帰る理由がなくなり自転車に乗らずに敢えて歩いて帰る徹(三浦友和)の背中がとても寂しそうだった。

「お、ではなく、ぺ、なのよね」と末期癌患者の信子が看護師・佐和子に言う。

「おっと(夫)と思うから腹が立つ。ぺっと(ペット)と思えば多少のわがままも気にならなくなる」

といったようなやりとりがあった。

言い得て妙と納得させられた。

2.定年最後の勤務の日の乗車。

滝島徹と共に仕事をしてきたみんなが彼に道道で、駅駅で手を振る。

とてもいいシーンだと思った。

無理に粗を探せば、片山光太役の塚本高史は寿司屋なら髪をきちんと切ってほしかった。

あと、落雷で電車が止まった地点まで自家用車で駆けつけ救急車と合流した佐和子。

そのまま電車に乗って患者の信子と次の駅まで移動し、一緒に救急車に乗り込む。

佐和子の車がどうなったのか、若干気になった。

(評価:★5)

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