[コメント] オーソン・ウェルズのオセロ(1952/米=仏=伊=モロッコ)
某映画評論家Hの「オーソン・ウェルズの偉大さはシェークスピアをB級犯罪活劇のように撮り上げたことにある」という発言は言い得て妙だ。ウェルズ作品に通底する「世界に対する不信」が、これまた彼特有の光・影・闇の支配する画面によって克明に描かれていく。他人による編集をものともしない、ショット自体の強度。素晴らしい。
(赤い戦車)
投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。