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[コメント] 明日なき追撃(1975/米)

銃撃戦、アクションと見せ場も多く楽しめるが、何ともふざけた展開だ。これはないだろうと思うが、いや有り得るだろうと思わせる所が、ミソだ。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ナイチンゲールと新聞記者との対談がある。「あなたは鉄道会社から支援を受けてますね」「当然だ。私はこの国の発展には、鉄道が不可欠だと思っている」「鉄道会社と住民の利益は違うでしょう?」「住民、公共の法と秩序を守ることに反対はしないがね。鉄道は進歩を代表しているんだよ」「私は反対だ。鉄道もあなたにも」。

最初私はナイチンゲールの何が悪いのかと探していたが、そういう目で見ても、何も分からなかった。幾つかのエピソードに表れる彼の人間性、人となりという視点からみるとちょっと問題があるのかな?と見えて来た。

しかしこれが難しい。これを読んでいる人の中には、代議士としては人間性、人となりより具体的に何をするかだろう、という人もいるだろう。それが間違いだとは誰も言えないのだ。だから、映画は最初と最後で言う、「自由の民よ、投票場へ行こう」と。まずそれが大事であって、それが民主主義なのだと。

カーク・ダグラスは知名度と金を得た後は、作品を選んだと聞く。本作が正にその1作だろう。

後、蛇足だが音楽は名作曲家モーリス・ジャール。主題曲のコミカルさに唖然としたが、観終わって、納得。さすがです。

(評価:★5)

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