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[コメント] かあちゃんと11人の子ども(1966/日)

左幸子の役名「とら」は原作者の実名。亭主役の渥美清が彼女を「とら、とら」と呼び続けるのが可笑しくて仕方なかった。内容は殆ど児童向けで、五所は社命で撮っているのだろう。見処は豪華娘陣。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







左時枝の末娘がだいぶ喧しい造形でこれが最初から最後まで続く。多少なりとも起伏があればいいだろうにと思うが、そういう映画ではないのだろう。こういう映画では誰も不幸にならないのが肝要なのだろう。

渥美の父さんは結婚してから町に研修に行って、牛乳販売を始める。この描写が面白かった。瓶詰め工場が再現され、台風で道が封鎖されたときは峠の向こうに妻自ら牛乳配達してへたばっている。草刈も飼料。短足の内藤武敏はこういうボーとした役処がとても似つかわしい。

私的ベストショットは体の悪かった息子がマラソンに出て喜んで、一緒に走ってしまう左幸子。

(評価:★3)

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