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[コメント] グーニーズ(1985/米)

公開時、映画館で観て以来35年ぶり。当時中1だった自分も、出演している子役俳優たちと同じく今やアラフィフ。35年前に観たときの、あの興奮がすっかり色褪せているのではないか、恐る恐る再見したが、
緑雨

日常のすぐそばで繰り広げられる冒険による高揚感の片鱗が残っていたことがちょっと嬉しい。

仲間の少年たちのキャラ造型も、いけすかない金持ちに虐げられる状況構図も、ベタすぎるくらいベタだが、作劇の王道を押さえているとも言える。

マイキー、マウス、チャンク、データ。子役俳優たちのキャラクタは、一瞬で記憶が鮮明に甦るほどの強烈な印象。マイキーの兄貴が、まさか若き日のジョシュ・ブローリンだったとは、全く認識していなかったが。

洞窟内のトラップの数々や海賊船の雄姿もファミコンゲーム版の記憶とともに甦る。

ただし一つ、スロースの扱いだけは、当時と今ではポリティカル・コレクトネスの基準がすっかり変わってしまったギャップを改めて実感するとともに、発想に安易さを感じてしまう。

(評価:★3)

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