[コメント] マーラー(1974/英)
「君の宗派は?」「作曲家だ!」
ベートーヴェンもブルックナーもシンフォニーを9曲書いたところで力尽きた。 その迷信を気に病んで自身の9曲目に「大地の歌」という名前をつけるほど神経過敏で絶えず死を意識しながら生きてきた。そんなマーラーの曲は通して聴くと長く無駄な部分を感ずることも多いけど、喜怒哀楽が激しいのでCMや映画のシーンに使いやすい。映画化の原動力はそこにあるのかな。ただし監督の切れっぷりは『リストマニア』に及ばない。ちなみに映画の冒頭でパロっていた『ベニスに死す』で使われたあの有名な交響曲第五番のアダージェットは恋人アルマにささげた音楽のラヴレターだそうです。
てなことでマーラー入門には直接CDを聴くよりもとっつきやすいかも
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