[コメント] セイント・フランシス(2019/米)
同情と共感に誘導する技法は共通の敵を次々と投入し好悪の間合いを操作する。外敵は常にマウントや政治を抑えきれない類型的な姿で襲いかかる。観念に対抗し和解を促すのは、尿漏れや生理といった器質の圧である。
母を拒み続ける乳児という器質そのものが人情交差点に鎮座する。
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