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[コメント] ロボットに対抗するフランス(2020/スイス)

田舎司祭の日記』『少女ムシェット』の原作者ジョルジュ・ベルナソスの政治アジテーションが湖畔の散歩道で朗読される。1945年の言葉は2020年でも有効であるとの主張。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







二度繰り返されるのはしっかり記憶せよと云っているに違いない。このニュアンスが滲み出ている。

作者は大戦中はブラジルからフランスのレジスタンスに参加した人。本作は戦後のもの。朗読者はストローブ史上一番の男前。「革命はひとつの絶対だ。現行システム全体を覆すこと」「だがシステムは変わらないだろう。現行システムで何が可能なものか」「アメリカもソ連も同じだ」「技術の勝利は自由にとっては敗北なのだ」。

(評価:★5)

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