[コメント] レディ・マクベス(2016/英)
この作品への出演を観て、『ミッドサマー』『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』へのオファーが来たそうで、フローレンス・ピューは魅力的です。限定公開のこの映画を上映してくれてありがとう、刈谷日劇さん。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「レディ・マクベス」とは、シェイクスピア原作の「マクベス」の奥様のことじゃなく、ロシアの作家ニコライ・レスコフの「ムチェンスク郡のマクベス夫人」が原作。
17歳で商家に嫁いだ少女が、次々とその欲望を具現化してゆき、欲しいものを手に入れてゆく。その変貌する姿に戦慄するのであった。そして、次々に手を悪に染め、幼い子供にまで手を伸ばす、そして愛した男すら切り捨てる。最後に一人残った屋敷で、不敵に佇むキャサリンは怖かった。「繋がれた少女が、解き放たれた自由」
もうひとり、下女アナの目線で私たちは物語を追うことになる。彼女が感じる恐怖は、私たちへと伝わった。
とにかく、主演のフローレンス・ピューが、圧倒的。オールヌードも厭わず、夫人として使用人に命令する様は、実に貫禄があります。
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