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[コメント] フェイブルマンズ(2022/米)

郷愁と見せかけて家庭の不穏を中途半端に描く、スピルバーグ印の変な映画がまた一つ。思えばスピルバーグの描く「夫婦」或いは「親子」は、『続激突』や『未知との遭遇』の頃から常にどこか歪さを抱えていたわけで、今作でそういった主題を採用したからといって特に驚きはしない。3.5
赤い戦車

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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母親のとある視線に気付く編集中のシーケンスや、クライマックスの上映会などで描写される「観ること」の辛さをより深く展開してくれればいいのに、それをやると怖すぎて売れないことをスピルバーグは熟知してるので、ジョン・フォードを登場させて何とも強引に希望的な終息へと向かう(この場面自体は好きだが)。

ポール・ダノとミシェル・ウィリアムズは最初の車の場面ではキスまでしているのに、途中から視線を交わさなくなったように思う。確認のため見直したい。

(評価:★3)

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