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[コメント] 復讐の荒野(1950/米)

好きになれる人は登場しない。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ヒロインはわがまま育ちのお嬢さん。人を愛することはなく、父親譲りの帝王でないと気が済まない質(たち)だ。幼馴染の青年も、ヤワい甘ちゃん。帝王に復讐に燃える男はヒロインと結婚するも、愛を手に入れたとは言い難い。

結局あの時代の、あの地域の人を人と思わない帝王の末路を描いた、嫌な登場人物ばかりの嫌な映画だ。

邦題がカッコ良すぎる。

原題の The Furies は、ギリシャ神話の復讐の3姉妹の女神のことだが、ここでは牧場の名としても使っており、復讐、激怒、激烈の色々な意味を持たせたもの、ととらえるべきだろう。 3.5点

(評価:★3)

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