[コメント] 肉体の門(1988/日)
五社演出がノリノリになって怪奇に走ろうとすれば、爆弾が立ちはだかり交通整理して筋の体裁がかろうじて保たれる。情念はウェス・アンダーソンのような箱庭の新宿に押し込められ、五社英雄アトラクションという誰も得をしない奇怪な外観となる。
箱庭が爆弾の枷から解き放たれると、夢の跡というには大質量過ぎる墓標が西新宿に屹立する。
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