[コメント] バービー(2023/米)
男性性の喪失を課題にするのならば、マチズモへの揶揄がもはや賛歌と区別がつかなくなるほど饒舌となり、ヴァーホーヴェン映画のような屈折に至るのは自然だ。
メリトクラシーの壁にぶつかり属性主義に走ってしまったケンを糾弾すれば、バービーのシスターフッドも問題となり、啓蒙の意図が不明になる。いずれにしてもメリトクラシーに憎悪があるのなら再分配を云々する話にもなろうが、性の政治学のテクニカル化もまた嫌うのである。
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