[コメント] さよならエリュマントス(2023/日)
初見の若い女性6人(しかも同じコスチューム)じゃ見分けつかないよと混乱覚悟で観始めたが、定番とはいえキャラの描き分けが見事で中島歩のダメ野郎ぶりを軸にどんどん話に引き込まれる。苦笑を誘うシニカルな台詞ちりばめた大野大輔演出も相変わらず好調。
残念なのはカタルシス不足。あのクライマックスを選択したのなら何としても女の子たちに二度や三度は宙を舞って欲しかったという(促成チームにはムリ筋と承知の)フラストレーション。この予算規模の映画に『ウォーターボーイズ』の域を臨むのはやっぱり無茶でしょうね。だったら身の丈に合ったクライマックスが他にもあり得たのでは。
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