[コメント] コクーン(1985/米)
情感あふれるSFと言いたいが、不老不死については微妙。
パワー信仰のアメリカらしい発想というか・・。
SFXよりも、異星人と老人の交流が心あたたまる映画だが、若返りはともかく不老不死を求めて他の星に旅立とうというのはなんともポジティブあんどアクティブですな。
死があって際立つ生の尊さ、あるいは輪廻転生に代表されるような東洋的な考え方からはこのストーリーは産まれにくいかもしれない。
死んだ妻の亡骸をプールにつっこんで生き帰らせようとか、泣かせのエピソードでエイリアン繭のパワーを正当化しようとしているが、ありゃやっぱりルール違反でしょ。「わしゃ臆病なんじゃ」とか言って地球に残る選択をしたじーさんが正解なのかも。死を受け入れない、あるいは、いままで自分が背負ってきた人生を捨て去るのはどうにも違和感がある。
昔、映画館で最初に見たときは感動したんスけど・・。
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