[コメント] 雑居アパート大騒動(1963/中国=香港)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
建国以前の中国、と冒頭に注釈される。共産党政権下ではあり得ないという意味だろう。借家人と二階に住む大家夫婦との抗争。大家はアパートを取り壊してカジノ建設を画策、出資を集めて警察署長を利用しようとしている。
スピーディな語り口と突然ズームインみたいなテクで愉しく観せるコメディ。ネタ自体も面白い。クリーニング屋が大家の妻のせいでアイロンで穴開けたズボン、医者先生の一張羅で往診にいけなくなったとさんざ愚痴らせて大家に揶揄わせてから、そのズボンは大家のものだったと発覚させて大家に泡を吹かせる。
また、ドタバタのなかで服の生地を大家の妻が盗んで大家のポケットに押し込め、犯人探しが始まり、妻が大家を引っ張って退場させようとするのだが、大家は「犯人を肉味噌にしてやる」と熱心に調査して大見得を切り、自分のポケットから盗品を取り出してしまう。借家人をやり込め指導しようとして逆にやり込められてしまう。こういういいギャグが繰り返される。全ては金持ちを笑ってやろうというモチベーションで統一されている。
天井破壊して二階の大家の部屋に頭出すファと可愛い恋人ヒョン。悪党警官が半ズボンはいているのは冗談なのかそういうものだったのか。出資金持ち逃げの大家も警官もヒョンを追いかけて、大ピンチでしゃがんだヒョン、両名が顔を突き合わせるショットが私的ベストショット。この階段に橋の欄干がついているアパートは何なのだろう。最後は悪いのが気持ちよく全部捕まる。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。