[コメント] 悪魔のような女(1955/仏)
最後の展開は意外だったが、よくよく考えると都合が良すぎる面も目立つ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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冷酷で暴力的な夫を殺した妻と愛人の女性のサスペンス映画。
最後で愛人が仕組んだ夫への殺人計画が実は、妻の遺産目的の夫と愛人が仕組んだ、妻クリスティーナへの殺人計画だったことが明らかになるところは意外だった。
ただ、夫の行方を捜していた元警官の男は、終盤で夫が心臓病のクリスティーナを発作を起こして殺すまで、彼女を助けずに見殺しにしてから、現れるのはどう考えても不自然。事件の真相に気づいているのなら、なぜ彼女を夫や愛人の手から守ろうと思わなかったのか不思議でならない。
後、この夫と愛人によるクリスティーナの殺人計画は、都合がいい部分が目立つ。
例えば、ニコールのアパートで夫のミシェルを殺す場面で、実際にはミシェルを殺していないわけなのだが、半日も浴槽でクリスティーナに気づかれずにミシェルが気配を消すことが果たして可能なのかと言う点。
もし、クリスティーナがミシェルが本当に死んでいるのかを疑って、こっそり浴槽を見ることがあれば計画が台無しになる可能性があるし、仮に計画が上手くいったとしても、その後、クリスティーナがもし自首したら計画がばれる可能性もあるわけで、映画の中でクリスティーナが彼らの思い通りに行動しすぎな気がする。
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