[コメント] 劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
テレビアニメの尺をたっぷり利用した稲荷崎高校戦は約30分×13話で描かれた。
それと比較するのは可哀想ではあるが、劇場版ではなくテレビアニメで見たかったというのが正直な感想。
得点、失点シーンに関するエピソードの割愛も多く、1点の重みがあまり感じられず淡々と試合が進む感じがとてももったいなく思う。
原作でも人気のあるエピソードらしいので、ここは時間をかけてテレビアニメで作り上げてから、総集編として劇場版を公開してほしかった。(過去の第一期、第二期などはそのような形で劇場版が製作されている。)
テレビアニメでは気にならない過去の回想なども本作に限っては試合の流れを分断している気がした。
85分という上映時間を知っているがゆえに、冒頭の研磨と翔陽の初めての出会いのシーンなどは観ていて「こんなところからちんたら描いている時間がもったいない」と思ってしまったほど。
唯一、セッターである研磨視点のシークエンスだけは劇場版ならではの臨場感を体感できた。
目の前にあるネット、研磨が見る自陣のメンバー、相手コート、そしてトスミスしたボールの行方。研磨の息遣い。
全編こんな感じで作ってくれていたら、もっとすごい映画になっていたように思う。
あと原作通りなので仕方がないことだが、セットポイント、ゲームポイントがどちらも翔陽のスパイクによる爽快感のある得点ではないところもモヤる。
第二部、おそらくは鴎台高校戦から大人編までの駆け足になるだろうが最後まで見届けたいと思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。