[コメント] 人間の境界(2023/ポーランド=仏=チェコ=ベルギー)
衝撃的な作品。原題「緑の国境」は、森林に覆われた国境地帯を指すのだろうが、邦題にあるように、人間とモノとの境目は、そして人間の人間としての境界は、あるのだろうか、あるのならどこにあるのか、と思わざるをえなかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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淡々と進む描写があまりに自然で、当たり前というか、ごく普通のことのように、人間がボールのように打ち返されながら、進んでいく。
かろうじて希望のようなものは示されるが、それは本当に希望になりうるのだろうか?
尊敬に値するとは思うが非合法を覚悟したごく少数の取り組み、国際世論の手前か、政権の思惑で広く受け入れられたウクライナの難民たち。
これでいいのだろうかと、いろいろ考えさせられはするが、自分の中で結論が出ない故に、5点はつけられなかった。自分ならどうするであろうか。
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