[コメント] ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ(1975/仏)
ジェーン・バーキンの美しい瞳。おもしろいカメラの配置。 3.5点
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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彼女の若い頃の作品を観てないので、「こんなにきれいだったの」と驚く。とくにあの目。
※以下、ほんのちょっとネタばれあり
あの男は勝手なだけだ、とわたしは思う。ジョニーは苦痛だと知っていても、自ら下着を下ろし、彼を待つ。ケナゲ過ぎる。これが彼女の愛。男に愛を囁いてもそれは返ってこない。空回り。最後に見せる裸体は痛々しい。
画中に流れる、ゲーンズブール作曲の軽快さと悲しさを合わせもつ音楽がなんとも。あと画中に出てくる場所・モノもなんか寂しげだったり、さびれていたりするんだけど、重く暗いという雰囲気でもない。それこそ「軽快さ」と「寂しさ」が合わさったような。不思議な感じだ。軽快さはジョニー演じるバーキンの存在ゆえか?
ちょっとしたシーンが素敵。野原でのジョニーと犬の散歩のシーンは好き。走るバーキンがかわいい。あと「黄色いトラックが迫ってくるよー」なカメラ配置は、みていてとても楽しかった(カフェに初めて停まる時、最後カフェから去って行く時)。
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