[コメント] ニューヨーク・オールド・アパートメント(2020/スイス)
とはいえ面白い映画ではあった。ペルーからの難民母子の物語でキツい人生なんだけど、最下層コールガールやってる美女の方が過酷だったという話。英語学校に通ってるからネイティブではないと思うが、彼女のルーツはどこなのか。
思春期の双子の隣の部屋で母親がセックスしたり、双子が並んでオナニーするのにはびっくりした。なんやねん君たち。
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以下は余談。これNYが舞台なんだけどスイス映画で、原題は「The Saint of the Impossible(不可能の聖人)」。しかし映画本編の画面には英語で「New York Old Apartment」(その下に小さくカタカナで「ニューヨーク・オールド・アパートメント」)という「邦題」がハッキリと出る。わざわざ白もらってテロップ入れて作り直したのか、どういうことなんだ、ということを配給の「百道浜ピクチャーズ」には問いたい。この処置を監督は承知しているのか。
さらに日本版予告を観ると「日本版テーマ曲 Theティバ「winnie」」というテロップが入ってる。この曲は本編エンドロールの途中から流れ、本編とケタ違いの大音量に耳が痛くなってオレは退席した。だからエンドロール後に「日本版テーマ曲」のテロップがあったのかは判らない。あのさー昔の東宝東和のジャッキー映画じゃねえんだよ、勝手なことしないでくれよ。
確かに「不可能の聖人」というタイトルだったらオレが観たかどうかは怪しいもんだよ。つまり配給の意図は成功してる。 しかしオレは、配給会社にオレが搾取されたという感覚を拭えない。コソコソタイトルのテロップ入れ直してよ、気にしない人にはこの映画は永久に「ニューヨーク・オールド・アパートメント」のままだ。それでいいとお前ら思ってるんだろう。それでいいという立場はあると思う。しかしオレは好かん。今後百道浜ピクチャーズを信用することはない。
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