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[コメント] インサイド・ヘッド2(2024/米=日)

「今このとき」の喜怒哀楽に生きてきた子供時代は終わり、まだ起こってもいない未来の出来事を予測して不安になり、理想の自分と現実のギャップに思い悩む多感な時期が始まる。
緑雨

思春期アラームが鳴るや、司令部の操作パネルが作り替えられて高度化し、新たに複雑な感情キャラが登場する。自我の芽生えとともに誰しにも生じる変化を物語世界の中に的確に創造していることに、またもや感心させられる。

一方で、前作公開から9年も経っているにも関わらず、ライリーは2歳しか成長していない設定。頭の中の世界の造形にも新規な要素は見当たらず、作劇の展開も前作踏襲。安定感はあるが、ややコンサバな作りに感じられたところはちょっと物足りなさはあった。

(評価:★3)

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