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[コメント] 傲慢と善良(2024/日)

本屋さんに行って常にベストセラーの原作なので、気になっていた。若い人の結婚への捉え方がなんとなく分かったような気もする。そんな恋愛の手ほどき映画としても十分秀作である。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







婚活って、昔の見合いと同じなんでしょうか?映画ではまさに同型だと思われるエスコートおばさんとして懐かしや前田美波里が出ている。これがなかなかいい。セリフの発声がいい。画面を引き締める。

形式的には主人公が急に失踪してしまうそのなぞ解きが本流なんだが、映画ではなんと一本の正統派恋愛映画として鑑賞できる体裁となっているところがみそ、かな。

荷物を男の部屋に置いたまま失踪してそのままってホント?とか、あんなところでビールを紹介するかな?とか疑問符満載だが、それはそれで眼を瞑りましょう。何しろそういうのが見ていて薄れるほど面白い展開なのだ。これはおそらく原作が優れているからでもありましょう。

いやあ、僕のような老人が何度も泣いてしまいしました。少しは体に清らかな清涼な空気が流れたような気がする。いい映画ですネ。よく考えると新しいようで、昔からよくあるメロドラマの典型なのかもしれないと思うようになる。

(評価:★4)

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