[コメント] ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件(2023/香港=中国)
前半と後半とではがらっと雰囲気が変わる。ゴージャスで派手な画が続いてそこそこ楽しめるのだが、何がどうなっているのか、ちょっとわかりにくい。トニー・レオンとアンディ・ラウの競演となっているが、基本的には前者の映画だと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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邦題の副題に「巨大金融詐欺事件」とあるので、コンゲームものかと思ったが、この副題は見当はずれではないか。前半はそんな調子で、経済犯罪ものの明るい雰囲気があったのだが、後半、関係者が死に出してからいきなりダークな犯罪映画に変わってしまった。
それもそのはずで、そもそもトニー・レオンがやっていたのは詐欺というよりも、国際的な犯罪で得られた巨額の金の「資金洗浄」、マネーロンダリングというやつではないか。
表に出せない金を集めてきて株式市場で膨れ上がらせる、その過程ではインサイダー取引とか虚偽取引とか市場操作とかいろいろ犯罪をやっていそうではあるが。そういう犯罪そのものになっているから、トニー・レオンの背後だか下には荒事をこなす者たちがいるんでしょ。
映画の筋だけ見ていると、仕事を求めて香港に流れ着いてとっさの機転と口先でのし上がったはずの男がいつのまにか暴力組織も率いるような人物になっていて、その辺りがわかりづらいように思えた。
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