[コメント] 名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024/米)
ボブ・ディランの異才ぶりと、1960年代という激動の時代に彼の歌が激しく突き刺さったことが判る140分間。名曲オンパレードだが、中盤ハイライト、聴衆の支持・興奮が沸点に達した「時代は変わる(The Times They Are a-Changin') 」のLIVEシーンは胸熱。
独特のクセある歌いまわし(ディラン節とか言われる)で気付きにくいけれど、メロディーセンスと歌詞(韻の踏み方は現代ラップに通じる)センスが天才的なんですよね、ボブ・ディランって。
エレキギターとバンドを従えたディランに対する聴衆の野次(「ユダ(裏切者)呼ばわり」)と、それに対して、「お前の方が嘘つきだ」と言い返して「Like A Rolling Stone」を演奏するディラン。 ロック史を語る上で外せない名シーン。ただし、このシーンについては期待していた程ではなかった、かな。本物シーンの方が迫力あるので、是非とも本物の方も見てほしい(Youtubeとかで検索したら、あります。※有名なシーンだが、実際はロンドン・マンチェスターでのLIVEでの出来事で、ニューポートではない。)
ティモシー・シャラメって容姿は全くディランに似ていないと思うが、だんだん彼と錯覚するようになってくるんだから、映画って面白い。ちなみに、若い頃のボブ・ディランはティモシー・シャラメ以上に男前だと思う。
初期アルバムの表紙でジャケット表紙で一緒に映る恋人や、ジョーン・バエズとの関係が赤裸々に描かれており、その点も驚いた点。 そして、ディランを激賞し、変わろうとする彼を鼓舞するジョニー・キャッシュがやたら格好いい!
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