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[コメント] コメント部隊(2024/韓国)

有るか無いかもわからない「答え」を探すために、果てしもない迷宮をさ迷わせるような映画だった。
シーチキン

物語の基礎的なアイディアは昔からあるものだと思うが、ネット、SNSが当たり前のように存在し、そこから、誰でも、何時でも、どんな事でも、発信できるという現実の社会の中で観ると、心底、ぞっとする。

単なる記者の妄想だったのか。それとも真実なのか、「ウソがまじっている方が真実らしい」という言葉そのものの映画でもある。

観ている途中までは、誰でも発信できるからこそ「プロ」のジャーナリスト、報道機関の役割、使命がますます重要になるのではないかと思ったが、観終わってみると、そんな生やさしいものではないと思った。

発信されたものを見る一人一人の見識が問われてくるのではないか、そんな壮大なことまで考えさせられた一本だった。

(評価:★4)

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