[コメント] 雪子 a.k.a.(2024/日)
本音を吐き出せない教師雪子(山下リオ)にマイペースを崩さな上司(占部房子)は言う。自分で決めたことを黙々と実行し続けるほど心地良いことなない、と。100%周囲と折り合いをつけることなど所詮不可能で互いに7割位で譲り合うのが“良し”なのだろう。
登場するキャラクターが物語のための「作りもの」っぽくなくて活き活きしているのは草場尚也監督の肩ひじ張らない演出のたまものだろ。なかでも不登校児童役の滋賀練斗と、その父親役の池田良が見せる“氷解の笑顔”が素晴らしい。池田は名バイプレーヤーとして出演作では地味な役どころでも必ず印象を残す役者さんだ。滋賀練斗君は東京ピアノコンクールという大会でジュニアピアノ奨学賞を受賞した小学三年生だそうだ。
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