[コメント] 密猟妻 奥のうずき(1981/日)
獲物を見つけた幸せに嬉々とする目。自我を投げ出し本能を挑発する野生の目。恍惚にとろけ焦点の定まらない目。生きる目的が“性”の開放であり、生きる手段もまた“性”の充足と化した女(風間舞子)の「死のうよ、きりがないから」の一言にエロスとタナトスが全開。
ほとんどのシーンに性的な描写があるポルノ偏差値の高い純粋エロス作品でありながら、凡庸な物語は排除して、止むに止まない肉体の状況をシーンとして積み重ねることで、生きる目的が“性の彷徨”と化した女の無敵さと虚しさを描いた傑作ロマンポルノ。
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