[コメント] でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男(2025/日)
下手なホラーサスペンスよりも怖い実話。原告側主張の綻びが、意外な事実から出てくるところが面白い。実話なので、スカッと爽快な結末は期待できないが・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それこそ、「島国・純血」な日本国の、危機管理リスクの意識欠如を象徴するかのような事件。仲間の教師を守ろうとせず、事なかれ主義と保身切り捨てに走る、学校及び教育委員会には絶望感を覚える。
序盤、『羅生門』的に、原告・被告の両視点から事件あらましが再現される。綾野剛もだが、柴咲コウがまるで別人となる演技が見所。能面のような柴咲が不気味だ。
実話なので、スカッと爽快な結末は期待できないが・・・救われるのは、こんな家族にとってトラウマな事件を経験した主人公の息子さんが、大学となり教師を目指していることが描かれていること。息子さん、オヤジさんの仕事ちゃんと見てくれていたんですね(良かったですね!)、と言いたくなった。
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